サーフィン始める前のQ&A：初心者が抱える疑問を全て解消！

サーフィンは、生まれ持った運動神経よりも、「波に乗りたい！」という純粋な気持ちが最も大切です。

最初はパドル（ボードを漕ぐ動作）で疲れたり、なかなか波に乗れなかったりするかもしれません。でも、心配いりません。正しい姿勢や効率的な動きは、練習を重ねるうちに必ず身につきます。

私自身もはじめは中々波に乗ることができなかったですが、「継続は力なり」がサーフィン上達の鍵です。

下は小学生から、上は70代、80代の方まで幅広い年齢層が楽しんでいます。
サーフィンに年齢制限はありません。お子さん向けに専門のスクールもありますし、大人になってから「新しい趣味を見つけたい」と始める方も非常に多いです。

休日にサーフィンに行くと小さいお子様とご家族が一緒にサーフィンをしている様子も度々見ることも珍しくありませんので、安全には気を付けて気兼ねなくサーフィンを楽しんでいただけます！

最低限必要なのは、「ウェットスーツ」と「サーフボード」です。
これに加えて、快適にサーフィンを楽しむためのアイテムがいくつかあります。

• ウェットスーツ: 体温を保ち、紫外線や怪我から体を保護します。季節や水温に合わせて様々な種類が用意されていますので、季節や温度にあったウエットスーツを選びましょう。
• サーフボード: 初心者には、安定性が高く、波を捕まえやすいロングボードやファンボード（ミニロング）が特におすすめです。
• リーシュコード: サーフボードが流されてしまわないように、ボードと足首を繋ぐ命綱です。
• サーフワックス: ボードのデッキ面（乗る面）に塗る滑り止めです。
• 水着・ラッシュガード: ウェットスーツの下に着用します。夏場の直射日光対策にはラッシュガードが必須です。
• 日焼け止め: 強い日差しから肌を守るため、ウォータープルーフでSPF値の高いものを選びましょう。
• その他: ビーチサンダル、バスタオル、着替え、ワックスコーム（ワックスを塗る際に使う櫛）など。

迷わずレンタルまたはサーフスクールでの借り物から始めることを強くおすすめします。
初めてのサーフボードは、自分の身長や体重、そしてレベルに合ったものを選ぶのが非常に難しいからです。まずは数回、レンタルやスクールの道具を使ってサーフィンの楽しさを体験してみましょう。

「これなら続けたい！」という確信が持てたら、お近くのサーフショップで店員さんに相談し、自分にぴったりの道具を選んでもらうのがベストです。

安全かつ効率的に上達するためには、一度はサーフスクールに行くことを強くおすすめします。
独学でサーフィンを始めることも不可能ではありませんが、サーフィンは自然を相手にするスポーツであり、危険も伴います。

スクールには以下のような大きなメリットがありますので、ぜひご検討ください。

いいえ、海ならどこでも良いわけではありません。

サーフィンに適した波が立つ場所は限られており、「サーフポイント」と呼ばれます。また、海水浴シーズンには遊泳エリアとサーフィンエリアが明確に分けられている場所も多いです。

初心者は、波が比較的穏やかで、サーフスクールが開催されているポイントを選ぶのが安全です。

事前にインターネットやサーフショップで、初心者向けのポイント情報を調べておくことをお勧めします。

初期費用と、サーフィンに行くたびに発生するランニングコストがあります。

▼初期費用（目安）

• サーフスクール: 1回あたり5,000円〜1万円程度。数回通うと2〜3万円。
• 道具購入: 全て新品で揃えると、ボード（5〜15万円）、ウェットスーツ（3〜10万円）、その他小物（1〜3万円）で、合計10万円〜30万円程度かかることもあります。

▼ランニングコスト（1回あたり）

• 交通費: ポイントまでのガソリン代や高速代。
• 駐車場代: 500円〜1,500円程度。
• シャワー施設利用料: 300円〜500円程度。

まずはスクールでの体験から始め、本当に続けたいと感じてから、無理のない範囲で道具を揃えていくのがおすすめです。

中古の道具やフリマアプリなども活用すると、費用を抑えられます。

自然相手のスポーツなので、リスクが全くないわけではありません。

しかし、正しい知識と準備があれば安全に楽しめます。
特に注意すべき点は以下の通りです。

• 天候・海況の確認: 出かける前に必ず天気予報や波情報（風向き、波のサイズ、うねりの向き）をチェックしましょう。無理はせず、危険を感じたらすぐに海から上がる勇気も必要です。
• 離岸流（カレント）: 沖に流される強い潮の流れです。もし流されてしまっても慌てず、流れに逆らわず、岸と平行に泳いで流れから脱出しましょう。
• ボードの扱い: サーフボードは重く、凶器にもなり得ます。常に周りのサーファーを確認し、ボードを流さないようリーシュコードを必ず着用しましょう。
• 他のサーファーとの接触: 混雑している場所では特に注意が必要です。波の優先ルール（世界共通の暗黙のルール）を守り、お互いに気持ちよくサーフィンできるよう心がけましょう。
• 体力とレベルの把握: 自分の体力とサーフィンスキルを過信しないこと。疲れたら無理せず休憩し、自分のレベルに合わない大きな波には乗らないようにしましょう。

ある程度の泳力はあった方が安全ですが、泳ぎが苦手な方でも楽しめます。
サーフィン中は基本的にボードの上に乗っているので、常に泳いでいるわけではありません。ウェットスーツには浮力があるため、水に浮くことは容易です。
ただし、万が一ボードから離れてしまった場合や、深い場所に行ってしまった時のために、顔をつけて数メートル泳げる程度の泳力は身につけておくと安心です。泳ぎに不安がある場合は、ライフジャケットを着用したり、波打ち際でボードに慣れる練習から始めることをおすすめします。

「波に乗れた時の感動」と「海へのリスペクト」です。
初めて波に乗れた瞬間の喜びは、言葉では言い表せないほど感動的です。その達成感は、きっとあなたの人生の忘れられない思い出になるでしょう。
そして、サーフィンは常に「海」という大自然と向き合うスポーツです。海の恵みに感謝し、ゴミを拾うなど環境を大切にする気持ちを持つことが、より長く、より豊かなサーフィンライフを送る上で非常に重要です。

このQ&Aを読んで、サーフィンへの不安が少しでも解消されたなら幸いです。

ぜひサーフィンを楽しんでください！